インプラントとは？ブリッジ・入れ歯との違いについて

インプラントとは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。
天然歯に近い噛み心地と見た目を実現できるため、違和感が少なく、機能的にも審美的にも優れた選択肢といえます。
従来のブリッジや入れ歯とは異なり、周囲の歯を削る必要がなく、他の歯への負担を抑えられる点も大きな特徴です。
固定式のため外れたりズレたりする心配も少なく、自分の歯のように食事や会話を楽しむことができます。

インプラント治療の流れ・治療期間について

インプラント治療は、精密な検査から始まり、手術・治癒期間・人工歯の装着まで、段階を踏んで進めていく治療です。
患者様の骨の状態やお口の環境によって期間には差がありますが、全体の治療期間はおよそ3〜12ヶ月が目安とされています。
平均すると6ヶ月前後で治療が完了するケースが多く見られます。
「そんなに長くかかるの？」と不安に思われるかもしれませんが、実際に通院が必要な回数は3〜8回程度です。
治療期間の多くは、インプラントと骨がしっかりと結合するのを待つ時間です。
なお、その間は仮歯を使用しながら過ごしていただけるため、噛む・話す・見た目といった日常生活に大きな支障が出ないよう配慮しています。

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  01

  精密検査・治療計画の立案

  まずはカウンセリングにてご希望やお悩みを伺い、CT撮影を含む精密検査を行います。
  得られた情報をもとに、患者様に適した治療方法をご提案し、治療計画を立ててまいります。

  

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  02

  インプラント埋入手術（一次手術）

  局所麻酔下で顎の骨にインプラントを埋め込む手術を行います。
  処置は1時間程度で終了し、痛みや腫れも個人差はありますが、ほとんどの方が日常生活に支障なく過ごされています。

  

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  03

  治癒期間（〜6ヶ月）

  手術後、インプラントと骨が結合するまでの期間を設けます。
  この間は仮歯を装着していただける場合が多く、見た目や咀嚼機能への影響をできる限り抑えながら経過を観察していきます。

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  04

  アバットメントの装着（二次手術）

  インプラントと骨の結合が確認できたら、人工歯を支えるためのパーツ（アバットメント）を取りつける処置を行います。
  術後は2週間ほど経過を見て、歯ぐきの状態を整えます。

  

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  05

  人工歯の装着

  歯ぐきの状態が整ったら、最終的な人工歯を装着します。
  見た目・噛み心地・耐久性に優れた素材を使用し、色調や形状も周囲の歯に合わせて丁寧に仕上げます。

  

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  06

  治療終了後のメンテナンス

  インプラントを長く使っていただくためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
  3〜6ヶ月に一度のペースでご来院いただき、噛み合わせの調整やクリーニングを行いながら、末永く健康な状態を維持できるようサポートいたします。

  

当院のインプラント治療の特徴

当院では、インプラント治療にあたって、できるだけ正確で安全な処置が行えるよう、事前の検査や診断を大切にしています。
CT撮影によって、顎の骨の状態や神経の位置などを三次元的に把握することで、患者様一人ひとりの骨の形状や量に合った治療方針を立てることができます。
こうした事前の精密な診査によって、より安心して治療を受けていただけるよう努めています。
また、インプラントは外科処置をともなうため、感染対策をはじめとした衛生管理にも十分配慮しながら治療を進めています。
患者様の体の状態やお口の状況に合わせ、無理のないペースで丁寧に進めてまいりますので、ご不安な点がありましたらお気軽にご相談ください。

インプラントを長持ちさせるためのメンテナンス方法

インプラントを長く快適に使っていただくためには、治療後のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。
毎日の歯磨きはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、インプラント周囲の汚れをしっかり取り除くことが大切です。
必要に応じて、抗菌性の洗口液の使用もおすすめしています。
また、定期的に歯科医院での検診やクリーニングを受けることで、インプラント周囲の炎症やトラブルを早期に発見し、適切な処置を行うことができます。
3〜6ヶ月に一度の通院を目安に、ご自身の歯と同じように大切に管理していきましょう。

インプラント治療が受けられる方・注意が必要な方とは？

インプラント治療を受けるには、顎の骨の状態や全身の健康状態が重要になります。

治療が可能な方

注意が必要な方

成長途中の若年者は、骨の発達が完了するまでは基本的にインプラントは行いません。
高齢の方でも、健康状態が良好であれば治療が可能ですので、年齢に関係なくご相談いただけます。
持病がある場合も、かかりつけの医師と連携しながら慎重に治療を進めることができます。
「自分は無理かも」と思わず、まずはお気軽にご相談ください。